以前にAnker PowerPort Atom PD2のレビューを行わせていただきました。出来立てホヤホヤの本ブログサイトですが、TwitterでAnker社のオフィシャルアカウントからリツイートもしていただき、レビュー記事に対して多くのアクセスをいただきました。
それに調子に乗って、今回は、先のレビュー記事でも書かせていただいた1Port 60W充電時に2Port目にケーブルを挿すだけで30Wになってしまう問題の再現性を確認してみることにしました。
検証構成としてはPowerPort Atom PD2の1ポート目にMacbook Pro 15インチを常時接続し2Port目にケーブルを抜き差しして行いました。
検証1:60W充電を確認
まずは1Port目にApple純正USB-Cケーブルを使用してMacBook Pro 15インチを接続です。
これは前回のレビュー記事のとおり、何ら問題なく60W給電がされております。
満充電状態だったので充電中ステータスは「いいえ」になっていますが、これ自体には問題はありません。
検証2:2Port目にUSB-C Lightingケーブルを接続
検証1の状態で2Port目にApple純正USB-C Lightingケーブルを接続です。
もちろんLighing端子側には何も接続せず。ケーブルが遊んでいる状態ですね。
これで状態を見てみると。。
予想通り、30Wとなっています。
再びLighingケーブルをAtom PD2から抜いてみると60Wに無事戻りました。
もう一度再現させようと思い再びLightingケーブルを接続。
状態を見てみると、60Wのままとなっていました。。。
その後、何度かLightingケーブルを抜き差ししてみるものの、ずっと60Wの状態です。
仕方なく、Lightingケーブルは接続したままに、MacBook本体側のUSB-Cケーブルを一度抜き挿し。
そうすると、案の定30Wで認識しています。
私はUSBの電圧測定テスターを持ち合わせていないのでMacOS上での表示のみを信じることになってしまいますが、30W給電となるのには何かしらのタイミングはあるにせよケーブルを挿しているだけで30W / Portとなってしまうのは確認できました。
検証3:USB-Cケーブル2本を使用
この30W問題をググってみると、どうやらUSB-C Lightingケーブルを使用している時のみに発生する事象であるとあったので、2本目のケーブルをUSB-C(両端)に変えて検証を行いました。
2Port目に使用する両端USB-CケーブルはAnkerのPowerLine+ USB-C & USB-2.0ケーブルです。
ネットの情報通り60Wで安定して給電がされています。
2Port目USB-Cケーブルの抜き差し、Macbook側のケーブルの抜き差しを何度か行ってみても60Wのままであることを確認しました。
検証:まとめ
上記3つの検証結果により、30W給電問題はLightingケーブルを使用時にのみ発生することを確認しました。LightingケーブルはApple純正の物を使用したのですが、恐らくAnkers社を含め全てのUSB-C Lightingケーブルで同じ事象が発生すると考えています。
(どなたか、他のケーブルで試された方いらっしゃいましたら、コメントでお知らせくだださい!)
両端USB-Cケーブルでは事象は発生しないという結果でした。
MacbookとiPad Proの充電を目的に2PortともUSB-Cケーブルを使用したいという場合には60W、30Wの切り替えは問題なく行えると考えていますのでこういった方は何も考えずケーブルを挿しっぱなしで使っていただいても良いと思います。
とはいえ、この製品は小型でハイパワーであることを売りとしている製品です。
自宅やオフィスでコンセントに差しっぱなしで使う用途よりも常に持ち運んでカフェ等で充電をするという目的を考えれば常に使うたびにケーブルを挿し直して使うケースが多いと思いますので実運用上は何ら問題の無い良い製品だとも思っています。
コンパクトでハイパワーな本製品。みなさんのモバイルライフを充実してみてはいかがでしょうか。