緊急事態宣言が5月末まで延長され、毎日自宅でリモートワークを行われている方が引き続き多いと思います。
私は自分の寝室にPCデスクを設置し、そこで日中は業務をこなしています。GW明けのこの一週間は天気も良く高温の日々が続いています。
私の部屋は夕方になると西日がちょうど私の座っている位置に入ってくる感じで仕事をするのにかなり苦しいといった感じになってきました。
関東の緊急事態宣言が仮に6月に解除になったとしても、私の勤めている会社ではリモートワーク が推奨となりそうなので梅雨時期も含めて今のワークスタイルがしばらく続いていきそうです。
そん中で思い立ったのはAppleのHomeKitに対応したIoTデバイスを試してみようと言うものです。
寝室に温度、湿度計を設置してどのように推移するのか管理してみようと思ったのです。
商品到着
Amazonで早速オーダーです。夕方にポチって翌日の朝には玄関前に置かれていました。配達員の方、こんな事態の中で本当にご苦労様です。
この製品の説明が遅くなりましたが、このelgato社のeve degreeという製品は、AppleのHomeKitに対応した温度、湿度、気圧を測定できるIoTデバイスになります。
防水規格であるIPX3に対応しており、生活防水の範囲内で水に濡れても問題ないということにはなっています。
まぁしかし製品の性質上家の中で使うことが多いと思いますので、防水機能はあってもなくても良いかなぁとは思いますが。
電源は、CR2450のボタン電池にて動作します。仕様では約1年使用可能とあるので、無理に充電式である必要は無さそうですね。
この製品はIoTデバイスでありますので、このセンサーと上位のデバイスとを何らかの方法で接続する必要があります。
この製品はBluetoothを使って上位デバイスと接続を行うようです。
本体の大きさは、下の写真の通り、iPadの充電器をひとまわり大きくして薄くした感じです。
写真を見るよりは小さく感じます。
HomeKitに登録
右上の"+"をタップして、表示される"アクセサリを追加"をタップします。
そうすると、カメラ読み込み画面が起動し、eve degree側面にプリントされている8桁の数字をカメラで読み込ませます。
しばらくすると、eve degreeが自動で認識されます。
おそらくこのタイミングでbluetoothのペアリング等が行われているのではと思います。
逆にいうと、煩わしいbluetoothのセッティング等は全く行う必要がなく、基本設定としてはカメラでコードを読み込ませるだけとなるのでとても簡単です。
表示されたeve degreeをタップして設定完了です。
ホームアプリ上でeve degreeが正しく認識されていることが確認できます。
初期設定は猛烈に簡単です。
"初期"設定とはいっても、一度設置すると基本的に設定を変更することは一切ないと思います。なんせただの温度計ですから。
私はこのeve degreeは寝室に設置しますのでホームアプリとして寝室という名の部屋を作成しeve degreeをその部屋の中に入れておきました。
機能として良好であればリビングルーム内にも設置してみようとも思っています。
必要に応じてアプリもインストール
必須ではないのですが、iPhoneにeve degreeのアプリをインストールしておくことを推奨します。
マニュアルでは"elgato eve"で検索してインストールしろと書かれていますが、それでは上手く検索ができません。
"eve for HomeKit"で検索するか、下記リンクを利用してアプリをインストールしてください。
ダウンロードしたアプリを起動してみると、すでにホームアプリ上で登録した本製品が見えていると思います。
設置場所もカスタマイズした"寝室"となっています。
このアプリでできることは、気温等を過去に遡って見えることがメインとなりますので、そんなのいらないよという方にとってはあまり意味のないアプリかもしれません。
ただ、私が購入したこのeve degreeはファームウェアが少し古いものだったようで、このアプリのインストール直後に自動でファームウェアの更新が行われていました。
また、このアプリにはオートメーション機能もあり、elgatoの他のデバイスとを連携させるようなマクロを作成することができるようになるのですが、このeve degreeにはそれを有効に使えるような機能はないので今回は割愛します。
Siriを使ってみよう
まぁ、無理にSiriを使う必要は無いのですが、折角なのでSiriちゃんから寝室の温度を聞いてみましょう。
”Hey Siri 寝室の温度は?”
"寝室の温度はxx度です。"
素晴らしい。。。当たり前の機能ですが。
でも、これだけでは面白みの無い話になってしまいます。
HomeKitの機能を使えば、自宅外からも確認することが可能になります。
セットアップ時にはiPhoneもしくはiPadのホームアプリ上で行いましたが、自宅LAN内にAppleTVやHomePodが存在する場合はそれらがHUBの機能として動作し、自宅にいない場合にもiPhoneから自宅の温度を確認することができます。
これは、先にレビューしたnature remoのなんちゃってスマートデバイスとは大きな違いですね。
iPhoneのWifiの設定をDisableにして先ほどと同じように試してみます。
素晴らしい、LTEを介して我が家の寝室の温度を知ることができました。
これが使えれば様々なデバイスと連携させて夏場に自宅に帰る前に家の温度を調べて暑いようだとエアコンオン!ってなことも可能になります。
ただ、HomeKitに対応したIRデバイスって存在しないのが残念ですが。。
まとめ
nature remoがあるにせよ我が家で初と言っても良いHomeKitに正式対応したIoTデバイスのレビューとなりました。
動機としては寝室の温度管理をしたいということだけだったので、実際にはIoTデバイスである必要は全くなかったのですが、将来的にはこの温度センサーと連携させる形で様々なデバイスをつないでいきたいと考えています。
みなさんも、自宅にいる時間が多くなっていると思いますのでスマートデバイス生活を送ってみてはいかがですか?