前回はUSBの形状および速度に関する規格の話をさせていただきました。
本日は、一般的に販売されているUSB-Cケーブルを見ていきながら、HP上では読み取りにくいどの企画に準じた物なのかを説明していきたいと思います。
Apple Thinderbolt 3(USB-C)ケーブル
いきなりややこしくしてしまうのですが、Appleから販売されているこの製品ですが、USB3.2 Gen2対応のケーブルとなります。
HP上では旧規格名であるUSB3.1 Gen2対応(10Gbps)と書かれています。
また、このケーブルはApple社が独自拡張を行ったThinderbolt3(40Gbps)にも対応しています。
Thunderboltに関しては別途どこかで記事にしたいと思うのですが、Thinderbolt3は形状としてはUSB-Cを採用しており、USB3.2 Gen2と互換性を持った物になります。
Macbookに付属しているケーブルはこれですね。
Apple USB-C充電ケーブル
ケーブルのネーミングで既に怪しいこのケーブル。
Apple社のHPを見ても全くわけがわかりません。
このケーブルは形状としてはUSB-CであるもののUSBの規格としてはUSB2.0をサポートとしているものです。
実は私はこのケーブルを愛用しているのですが、上記のThunderboltケーブルと比較してケーブル径が細く取り回しもよいのでお勧めのケーブルです。
MacBookPro 15インチの87W充電も問題なく行えていますので、充電さえできれば良いのであれば、このケーブル。高速なデータ通信が必要という場合にはThunderboltケーブルを選択すれば良いと思います。
Anker USB-C & USB-C Thnunderbolt3 Cable
Appleから販売されているThunderboltケーブルと同等の製品です。
Thunderbolt3による40Gbpsをサポートしており、もちろんUSB3.2 Gen2をサポートしています。
ただし、ケーブル長が50cmとなっており、短すぎて使い物にならないかなぁと思っていたりします。
Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル (50cm) 【PD対応 超高速 40Gbps 100W出力 USB2.0 / 3.0 / 3.1 対応】
- 出版社/メーカー: Anker
- メディア: Wireless Phone Accessory
Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 Cable
こちらは先にレビューをさせていただいたケーブルです。
商品のネーミングの通り、両端USB-Cのコネクタ形状となっているもののUSB2.0の規格に則ったものです。ですので、このケーブルでデータ転送を行おうとすると480Mbps止まりとなってしまうので注意が必要です。
また、Apple社の充電ケーブルと大きく違うのは充電が60Wまでということ。MacBook Pro 15 or 16インチで60W以上の充電が必要だという方にはこのケーブルは適していないことになります。
まとめ
本日はAppleとAnkerで販売されているUSB-Cケーブルからその特徴をまとめてみました。
これ以外にも多くのUSB-Cケーブルは多くのメーカーから販売されています。
USBの規格を知らないと商品の選択を誤ってしまうことになりますので、それぞれの用途にあったケーブルを見つけていただけたら幸いです。