BeatsからのBeats Pro(4世代目)やAppleからのMacBook Air、Mac Mini、Ipad Proの2020年モデルとコロナウィルス騒動の真っ只中にAppleからは多くの新製品が発表、発売となっています。
また、来週(?)にはiPhone SE2(or iPhone9)の発表も控えており、皆さんのワクワクは止まらないのでしょうか?
私はというと、先の記事にも書いた通り新iPad Proに関しては若干の期待外れ感があり見送りにしようと思います。私はiPad Pro 12.9インチを所有しており特に問題もなく現在も使えています。
MacBookに関してはProの2017年モデルの15インチと、Mac Mini 2018年モデルを使用しておりバリバリの現役です。MacBookに関しては15インチということもあって、モバイル用途には向いておらず、軽量なAirが欲しいところですが、高額を支払ってまではという感じ。
私が使用しているデバイス類に関しては別途いつか記事にしたいと思います。
リビングルームのホームシアターについて
在宅勤務が続いてもう数週間経過しており、やはりそれはそれでストレスなのか物欲が沸沸と湧いてしまいました。
そんな中での春のAppleの新製品発表ラッシュにもいまいちピンと来なかったので、家の大掃除を開始することとしました。デジタルデバイスのリストラを行おうと考えてみました。
家の中のデジタルデバイスの中で最も稼働率の低かったのはホームシアターシステムです。
ホームシアターといっても、2.1chの簡易的な物。SonyのHT-FS30という製品です。
以前は5.1chのシステムで映画を楽しんでいたのですが、子供が出来てからは大音量で映画を見る時間も減り、アンプ、スピーカーの場所も取るということで、ダウンサイジングを兼ねて2.1chのシステムに変更したのです。
いざ、このHT-FS30を購入して映画を見てみると、音質は最悪出し、センタースピーカーで出力すべく俳優のセリフの聞き取り辛さは酷い物でした。
そして映画を見る機会もさらに減っていくといった有様です。
そして、子供も大きくなってさらにコロナウィルスで家にいる時間も増えリビングルーム内でのスピーカーシステムのあり方を見直そうと思いたったのです。
HomePod 2台目購入
ホームシアターとは別にリビングルーム内にはHomePodを設置しています。一向にHomekitに対応したデバイスが多くない現状では超高級なアラームとして動作しており、ここ数年の中で最も高額に失敗したデジタルデバイスに成り下がるところでした。
それではまずいということもあり、Nature Remo miniを購入し若干のなんちゃってではありますが、スマートスピーカーとして使用頻度が上がってきています。
我が家での立ち位置が上がりつつあるHomePodですが、ふと思ったのです。
このHomePodをもう一台購入してステレオ化し、ホームシアターのスピーカーとして使用できかと。
iPhoneもiPadもMacBookも購入する予定の無い今、買うなら今しかないでしょ!と。
早速、ポチッと。
で、商品到着です。
2台目なのでテンションはそれほどでも無いかなと思いきや、テンションバリバリです。
早速開梱。
購入したのは1台目と同様にスペースグレイです。
一瞬ホワイトも検討したのですが、左右で色が違うのもどうかなと思い、色は統一しました。
さすがスマートスピーカーとしては最高額の部類に入る本製品。高級感あってとても良いですよね。Appleの戦略にハマりまくりです。
設定開始!
コンセントに挿して設定開始です。
電源を入れてiPhoneをHomePodに近づけるとiPhoneの画面上にHomePodの設定画面が表示されます。
設定ボタンをタップします。
次に設置する場所を選択します。
今回はステレオ化する2台目として設定しますので、1台目のHomePodと同じ場所を設定する必要があります。私の場合はリビングルームで設定します。
同一の部屋に設定しても、ステレオとして動作させないで別々のスピーカーとして置くことも可能です。
でも、今回はステレオ化が目的ですので、ペアとして使用を選択します。
ステレオとして動作させますので、それぞれのHomePodをどちらに配置するのかを設定できます。
2台目のHomePodはTVの左側に設置しますので、左を選択。
設定は以上です。
あとは設定がHomePodに転送されるのを待つのみです。
この状態になった、暫く待つ必要があります。
5分程度経過すると、初期設定完了です。
早速試聴開始!
まずは、Apple Musicから音楽を聴いてみます。
素晴らしいです!今までのモノラルで使用は何だったんだろういうレベル感の違いです。
でも、何かがおかしいのです。明らかに既存のHomePodからの音量の方が大きく、2台目からの音量が少し小さく感じるのです。2台目のHomePodに耳を近づけると確かに音は流れています。
また、AppleTVからAirPlayを使ってみても映画のセリフが左右で安定せず、何かエコーがかかっているように聞こえるんです。。
やってしまった感たっぷりな展開に少し戸惑いです。。。
気を取り直してiPhoneのホームアプリからHomePodの状態を確認してみると、どうやら2台目のHomePodのOSが古いようで13.3.1のダウンロードがバックグラウンドで行われていました。
もしやと思い、バージョンアップが終了するまで待ってみることにします。
無事インストールが完了し、再起動後にもう一度確認です。
音楽に関しても、映画に関しても全く違和感なくAirPlayでの再生が可能となりました。
HomePodのOSを左右で統一するところまでが初期セットアップだということのようです。
音楽再生
Apple Musicによる音楽再生を改めて。
やはり、音楽再生のステレオ化に関しては相当の差を感じます。よくこれまでモノラル再生で満足できていたよなと。
考えてみれば、私の中学生時代はミニコンポの大ブームな世代でKenwoodの巨大なスピーカーでCDを聴くことから私の音楽人生が始まっているんです。いくら技術が進んだとしても、小さなスピーカーから十分な重低音が発せられたとしても、やはりステレオ再生には到底敵わないことを改めて認識させられます。
音楽再生のステレオ化に関しては大満足です。
でも、たかが音楽のステレオ再生に7万円に近い金額を出してまでお勧めできるかというとそうでもないですね。Amazonを探せばBluetoothで再生できるスピーカは安価で星の数ほど販売されています。
AirPlayのシームレスな切り替えのメリットは大きいですが、慣れてしまえば普通のBluetoothで十分な感じではあります。
映画視聴
音楽再生はある意味、可もなく不可もなくでした。十二分なクオリティであるのは間違い無いのですが費用対効果がどれほどあるんだろうかと。
次は映画の視聴です。「ハン・ソロ」を一通り見てみました。
サブウーファーが存在しないHomePodですが、十分な重低音を感じることができます。これ以上重低音を強調してしまうと過剰すぎるイメージもありちょうど良い感じです。
ステレオ再生に関しても問題ありません。しかし、しょせんステレオ再生(2ch)です。5.1chのサラウンド感は皆無で横に広がる音響効果は全く期待できません。
センターから聞こえるセリフに関しては安定して聴くことが出来ました。セリフが安定しないと映画を観る際にストレスになるので、これに関しては安心しました。
また、基本的な音質に関しては満足のいくレベルだったのですが、それはある一定量の音量を上げてからです。夜音量を落として視聴したい場合には近所や家の中に対して音漏れを気にする必要があるかもしれません。
ライブ動画再生
HomePodのステレオ再生の本命は純粋な音楽再生でもなく、映画の視聴でもなく、実はライブ動画の再生にあるようです。
Apple Musicには数は多く無いもののアーティストのライブ動画を観ることができます。それを聴いてみるとかなりの驚きです。
音楽再生の音質の良さに加えて、ライブが画像として見られることによって一気にHomePodの立ち位置が変わってきます。
DVDやBlurayを購入すれば別でしょうが、ライブ音源はステレオ音源となっていますので5.1chのホームシアターを組む必要もなく、私個人的にはライブ音源の5.1ch再生よりも2chステレオ再生の方が好みなので、これは驚きの結果でした。
まとめ
HomePodは一台32800円とかなり高額なスマートスピーカーです。
2台揃えてステレオ再生のメリットがどこまであるのかは皆さんそれぞれの期待値によると思います。
最も主で想定されている音楽再生に関してはモノラル再生と比較して、異次元の音の広がりが感じられますので、価格さえ気にならなければ即買いで良いと思います。
映画の再生に関しては、2ch再生で良いのであれば、これまた買いです。Virtualでも構わないのでサラウンド効果を期待されている方がいらっしゃれば、効果は全く得られませんのでお勧めはしません。2ch(重低音は十分に感じられるが)は2chの範囲内での再生となることを忘れてはいけません。
ライブ動画の再生は、超お勧め。
とは言え、Apple Music内のVideoコンテンツは多くはないので、Appleにもコンテンツのボリュームをぜひ増やしていって欲しいですね。
日常的に音楽を流している人にはお勧めのHomePodステレオ化はいかがでしょうか。