やっと出てきました!第二世代のiPhone SEの発表が4月16日の深夜に発表となりました。
これまでの噂ではiPhone9というネーミングになるとか、Plusサイズもどうタイミングで発表になるとか様々あったのですが、結果としてはiPhone7もしくはiPhone8の見た目はそのままにCPUを最新のA12 Bionicに載せ替えたものとなりました。
見た目はiPhone7、iPhone8と全く同じ
まずは新しいiPhone SEの見た目から見ていきたいと思います。
後にも詳しく触れていきたいと思いますが、本体のサイズはiPhone8と全く同じとなります。
Appleの商品紹介ページを見てみてもパッと見ではiPhone8との形状の違いを見ることはできません。
iPhone8と同様にホームボタン付きのTouchIDを採用していることがわかります。
ディスプレイサイズにおいても4.7インチとなっており、Retina HDディスプレイとなっています。
そしてInterfaceはお約束のLightingとなっています。iPhoneでのUSB-Cサポートに関してはiPhone12以降までお預けですね。
見た目は同じでも、iPhone SEを見分けられる?
良くも悪くもiPhone8と同じ形状となっているのですが、iPhone8と見分けられるポイントが存在します。それはカラーバリエーションです。
iPhone8では、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、レッドの4色が発売となっていました。
一方のiPhone SEはホワイト、ブラック、レッドの3色になります。
レッドに関してはiPhone8、iPhone SE共通のカラーとなっているのですが、それ以外は色が重複していないことになります。
iPhone7ではジェットブラックやブラックのカラーバリエーションがありましたので、iPhone SEのブラックとの見分けかたは少し難しいかもしれません。
また、これまでのiPhoneでは明るいカラーのモデルは白色のベゼルが採用されていましたが、iPhone SEに関しては全てのモデルで黒色のベゼルとなります。どうしても白色のベゼルが良いという方はiPhoneSEは選択肢とはなら無いことになります。
CPUは最新のA13 Bionicだった!
私の予想ではiPhone SEに搭載されるCPUはA12になると思っていました。そうしないとiPhone11とスペック的に重複してしまうことになりますので、Appleとしては結果として価格を下げてしまうことになるからです。
ですが、予想に反して実装してきたのは最新のA13 Bionicという結果でした。これはサプライズです。iPad Proの最新版でもA12Zという残念なCPUを実装してきたのですがこれに関しては満足のいくアップデートです。
iPhone SEは途上国向けの廉価モデルと位置付けられているのですがCPUは一切妥協されておらず、サクサクと動作するということは満足度高い製品となりそうです。
iPhone8、iPhone11と比較
iPhone SE | iPhone8 | iPhone11 | |
CPU | A13 | A11 | A13 |
ストレージ | 64,128,256GB | 64,128,256GB | 64,128,256GB |
DRAM | 不明 | 2GB | 4GB |
解像度 | 1334 x 750 | 1334 x 750 | 1792 x 828 |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ | 4.7インチ | 6.1インチ |
Retina HD | Retina HD | Liquid Retina HD | |
コントラクト比 | 1,400:1 | 1,400:1 | 1,400:1 |
最大輝度 | 625ニト | 625ニト | 625ニト |
防塵・防水 | IP67 | IP67 | IP68 |
背面カメラ | 12MP/f1.8 | 12MP/f1.8 | 広角12MP/f1.8 超広角12MP/f2.4 |
前面カメラ | 7MP | 7MP | 12MP |
重量 | 148g | 148g | 194g |
サイズ(H x W x D) | 138.4 x 67.3 x 7.3 | 138.4 x 67.3 x 7.3 | 150.9 x 75.7 x 8.3 |
スペックを並べてみると、まさにiPhone8へ最新のA13 CPUを搭載しただけのモデルと見えます。
iPhone SEで実装されていないこと
これまで、iPhone7、iPhone8を使っていて買い替えを検討されている方はiPhone SEが選択肢として考えられると思いますが、iPhone SEは廉価版の位置付けとなりますので幾つか実装されていない機能があります。
背面からは1つのみ
iPhone11には広角レンズだけではなく、超広角レンズも実装されています。iPhone SEは広角レンズのみとなります。
短い撮影距離で広いレンジで写真を撮るというケースが無い場合には有益な機能では無いので無視しても良いと思います。
そもそも、超広角レンズはiPhone11から実装されたものですので、なくてもなんら困らないですね。
FaceID
見て分かる通りiPhone SEは指紋センサーのTouchIDを採用しています。
コロナウィルスの影響でマスク着用時の使用を考えるとむしろTouchIDがWelcomeかもしれません。
UWB
いまだ謎多きUWBですが、iPhone SEには対応していないようです。今後出てくるであろうAir Tagを使って正確な位置情報の把握ができないということになりますが、個人的にはあまり必要で無い機能です。
ナイトモード
暗い場所で写真撮影する場合に動作するナイトモードが実装されていないようです。HP上で読み取れないだけで実は実装している可能性もありますので継続して情報を収集したいと思いますが、暗いレストランで写真撮影をしたいといったニーズはかなりあると思いますので、この機能が実装されていないのは少し痛いかもしれません。
結局買いなのか?
待ちに待ったiPhone SEですが、どういった方にお勧めとなる製品なのでしょうか?
価格は、iPhone SEの64GBで43,904円となっています。一方、iPhone11は同じ64GBで73,304円。
価格差は約3万円です。FaceIDに拘りが無い(むしろTouchIDが良い)、とにかく小型の端末が良い、といった方にはお勧めの出来る製品だと思います。
iPhone11を選択される場合は、超広角レンズの写真撮影をしたい、暗い場所での写真撮影をしたい、といった場合になるかと思います。
とは言え、これまでiPhone7、iPhone8を使っていて最新の機能は必要な今でも最高のパフォーマンスを持っている端末に買い替えたいという方には間違いなくお勧めの製品になることは間違いなさそうです。