予想に反してかなりの前倒しでの発表です!
iPad Proが突如やってきました。
速報としてAppleのHPから読み取れる範囲で本製品の解説をしていきたいと思います。
基本スペック
まずは形状からいきたいと思います。
ぱっと見は全モデルのiPad Proと大きくは変わらないようです。
ディスプレイサイズは11インチと12.9インチの2モデルに変わりはありません。
ストレージ容量は、どちらのディスプレイサイズも128GB、256GB、512GB、1TBの4サイズからの選択が可能です。
大きく変更となったのはリーク情報でも話題になっていた背面カメラです。iPhone11 Proの背面カメラと同様に超広角、広角、望遠の3つのレンズを搭載しています。
ただし、iPhone11 Proのカメラとはスペックが異なるようです。
iPhone11 Proの背面カメラは、
超広角:f2.4、120°視野角
広角:f1.8
望遠:f2.0
となっており、すべてにおいて12MPで撮影することができます。
iPad Proは、
超広角:f2.4、125°視野角、10MP
広角:f1.8、12MP
イメージとしてはiPhone11に近い感じなのでしょうか。
ここまでのスペックは想定の範囲内です。
問題はCPUです。CPUはA12Z Bionicとあります。まさかのA13ではなくA12なんです!
まだ発売になっていないのでCPUベンチマークの結果はどこにも出ていませんが、A13を搭載するiPhone11と比較してこのA12Zはどれくらいのパフォーマンスが発揮されるのかがとても気になります。
また、先代のiPad Proとも比較してどれくらいアップしているのかも今後議論になるでしょう。
A12Xは7コアだったのは1コア増えて8コアとなっています。きっとこれだけではないはず。
詳細が見えてくるまで乞うご期待ですね。
LiDARスキャナ
基本的な形状も変わらずで、CPUも最新のA13系列では無いという、少し肩透かし気味な2020年モデルですが、大きく変わったのはデュアルレンズとLiDARスキャナを搭載したことです。
このLiDARスキャナはLight Detection and Ranging(光検出と測距)の略のようで、要はカメラを使って奥行き(距離)を測定できるようになるらしく、ARを使った際によりリアルに表示が可能になるらしいです。
例えば、アプリケーション上のキャラクタが家具等の物陰に隠れるといったことができるようになるとか。
今後、この技術がどのように生かされていくのかが頼みしみです。
実は目玉は本体ではなかった
ここまでをみるとARに興味がない人にとってはこの2020年モデルはあまり魅力的なアップデートでは無いように見えます。
実はこの2020年モデルの目玉は本体にはなかったのです。
これも事前のリーク情報でも噂になっていた、トラックパッド付きのキーボードが発売になったのです。
その名もMagic Keyboard
これまでiPadはペンシルをサポートするもののマウスデバイスはオフィシャルにはサポートしていませんでした。
それがここにきてトラックパッドのサポート化です。
恐らくiPadOS 13.4と共にトラックパッドのサポートとなると思うのですが、実際にどうのように動作するのかは現状全く不明です。
ここまでくると、Macbookと被る部分が多くなってしまったiPadとなるのですが、Appleとして今後どのように住み分けていくのか興味津々です。
価格
価格は最も安価な11インチ、Wifiモデル、256GBで84,800円
最も合格なのは12.9インチ、Cellularモデル、1TBで176,800円となっています。
iPad Proは3月25日に発売開始となりMagic Keyboardは5月までお預けになるようです。