Pumigadgets デジタルガジェットなブログ

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【Macでの写真アプリのTimezoneについて】旅の記憶を時系列で正しく表示

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海外旅行で写真をたくさん撮って、スマホに取り込んで見直したいという方はたくさんいらっしゃると思います。

 

大事な写真は一眼等のデジカメで撮影して、ちょっとしたものはiPhoneで撮影すことも多くあります。

 

そんな海外旅行での写真撮影でいざ気になるのは、スマホとデジカメの時差(実際にはタイムゾーンの違い)が気になることがあります。

 

例えば、日本からアメリカ西海岸への旅行に行ったとします。

 

まずは、成田空港でiPhoneを使って写真を一枚撮影。1月1日の17時に撮影したとします。

そのまま飛行機に乗って西海岸へ到着。

イミグレを通過して写真を撮ったとすると、時差の関係もあって1月1日の12時に撮影したことになります。

 

先の記事でも触れましたが、デジカメ写真のExif情報にはタイムゾーンの概念はなく撮影したローカル時間で記憶されます。

 

pumigadgets.hatenablog.com

 

これを何も意識しないまま写真アプリに取り込んでしまうと時刻的にはアメリカで撮影した写真が出発した前の成田での写真よりも時系列的には前に来てしまうのです。

 

一つの解決方法としてはデジカメの時刻設定を日本の時刻のままにしておくことも考えられますが、iPhoneは位置情報を読み取って自動でTimezone変更してしまうので、アメリカ国内で撮影したiPhoneの写真は現地時刻になってしまうということ。

もう一つは、デジカメで撮影したアメリカの写真が昼間に撮影したものなのに日本時間で表示されタイムスタンプ上は夜撮影したかのような時刻表示になってしまうという点がどうしても気になってしまいます。

 

Macの写真アプリは独自のタイムゾーン設定がある。

Macの写真アプリにはOSレベルでのタイムゾーン設定とは別にアプリ内の時系列を整理するためのタイムゾーン設定が存在ます。

 

写真アプリに取り込んだ西海岸で撮影した写真を見てみましょう。

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位置情報を見てみると、GPS情報としてはアメリカロサンゼルスで撮影されていることがわかります。

 

アプリ上のタイムスタンプは、12月7日13時53分となっています。

これは、アメリカ太平洋標準時間での13時53分で日本標準時間のものではありません。

 

写真アプリのメニューからイメージ > 日時の調整を選択します。

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私のこの写真ではアメリカ カリフォルニアのサンタモニカに時刻設定がされていると思います。これはExif情報に位置情報が入っているためです。

 

OSレベルでのタイムゾーン設定、Exifの位置情報等で自動で正しい現地時刻での登録がされる場合もあるのですが、上手くいかない場合もあり色々なケースがあるのですが、別途検証して記事にしたいと思います。

 

余談はさておき、Exifに位置情報が無い状態で日本に帰国して写真の整理を行ったらどうなるでしょうか。

 

おそらく、撮影した写真は日本で撮影したと判断され日本時刻として表示されてしまうと思います。

そういった場合には、先ほどの日時の調整でタイムゾーンを実際の撮影場所に変更することによって現地時刻に変更することが可能です。

ただ、写真自体は日本で撮影したとアプリは認識しているので、タイムゾーンの変更を行うとともに、現地時刻に変更する必要があります。

 

基本的になステップとしては、

1. タイムゾーンを実際の撮影場所に近い場所に変更する。

2. 調整後の時刻をオリジナルの時刻と同じにする。

の2つを行えばOKです。

何百枚も写真を撮影したとしても一枚一枚設定を行う必要はありません。

同一タイムゾーン内で撮影した写真に関してはまとめて行っていただいて問題ありません。

この設定はオリジナルと調整後の時刻差をまとめて選択した他の写真にも設定してくれるのでぜひとも覚えておきたいTipsです。

 

この作業が一通り行った後、写真アプリを見てみると、

出発時:成田空港での写真 > 旅行中の写真 > 帰国時:日本での写真

が正しい時系列で表示されていると思います。

 

皆さんも、貴重な海外旅行での写真をスマホで撮影するだけではなく、一眼で撮影して記憶として残しませんか?