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【ホースシューベンド 旅行記】アメリカ アリゾナ の大自然を満喫

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本日はアメリカに訪問した際に訪れたホースシューベンドに関して記事にしたいと思います。

 

私の勤めている会社では年に一度、セールスキックオフと題してラスベガス にて全社トレーニング(?)が開催されます。

ラスベガス市街地の観光だけでも十分に満足して楽しいひと時を過ごせていたのですが、流石に毎年の訪問となるとちょっと(ほんのちょっとだけ)ラスベガス にも飽きてきたので、ラスベガス を起点としてアメリカの大自然を観光しようという話になり少し遠出をすることとなりました。

 

多くの観光スポットを過去に訪れたのですが、今日はその第一弾「ホースシューベンド」(Horseshoe Bend)です。

 

ホーシューベンドへは2014年、2016年の2回訪問し、その内容を併せて紹介します。

ラスベガス からホースシューベンドへのアクセス。

今回のラスベガス からツアー会社を手配して旅をしました。

Google Mapで検索してみると車で約4時間半と出てきます。

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実際には休憩を挟みながらのドライブとなるので少なく見積もっても5時間強とみておいた方が良いでしょう。

 

ホースシューベンドへはグランドキャニオンを挟んで北回りと南回りで行くことが可能です。

南回りの方が遠いのですが、それぞれ途中で観光したい場所があればそれに合わせて経路を決めると良いと思います。

 

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今回はツアー会社のバンに乗っての旅でした。

運転しなくて良いのは良いのですが、モロ商用車と言った感じで乗り心地はそれほど良くなかったです。

 

ちょっとその前にパウエル湖

ラスベガス から北回りで向かっていくと、ページ(Page)という名の町の少し手前にグレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam)を通過します。

さらにその少し手前にWahwap Overlookと呼ばれる、グレンキャニオンダムで堰き止められた人造湖レイクパウエル(Lake Powell)を一望てきる展望台があったので、そこに立ち寄りました。

 

この展望台への行き方ですが、猛烈に分かりにくく、US-89をページ方向に向かって丁字路を右折するのですが、何ら看板が存在しないんです。

厳密には看板はあるのですが、ドライブしながらそれを見つけることはほぼ困難なほど普通な看板です。

アメリカでのドライブはひたすらまっすぐな道を永遠走る感じになるので、急に小さな看板が出てきても気づかないことが多いですね。

 

Google Mapで見てみると

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この左手にある道がそれです。

絶対に気づかないので、スマホ等でルート案内を設定しておくことをお勧めします。

 

で、この道を左折して少し高台に登っていくと展望台があります。

実際には簡単な駐車場が整備されているだけの場所なのですが。。。

 

いざ、展望台からの風景はというと、

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広大なアメリカの広野が広がります。 

 

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このレイクパウエルではウォータースポーツが有名なようで多くの船を見ることができます。

 

見事な風景であるのは間違いないのですがこの湖はグレンキャニオンダムによって堰き止められた人造湖であることが先にも書かせていただきました。

このダムはもともとグレンキャニオンと呼ばれる渓谷に水を張っているのですが、ダム建設はアメリカ西部への電力を供給するためのものです。

しかし、もともとここはアメリカ先住民であるナバホ族が住む場所でした。ナバホ族の住む場所を奪いながら白人のためにダムを建設したとなると、この風景も少し考えものです。

 

しかも、電力供給のためのダムなのですが、この電気はナバホの人たちには提供されないと言った複雑な事情もあるようです。

で、ナバホ族も自分たちの電気も確保しなくてはいけないことになり、せっかく水力発電所があるにもかかわらず、こんな風光明美な場所に自分たちの火力発電所を作成することとなったんです。

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湖は知らなければ、大自然の一部(そもそもこんな荒野に巨大な湖があるのは不自然なのですが。)に見えますが、圧倒的な人工物としてそびえ立つ火力発電所

 

と、ちょっと複雑な事情を垣間見ながら旅の目的地(の一つ)であるホースシューベンドに向かいます。

 

余談ですが、このグレンキャニオンダムですが、1966年に完成し高水位まで上がったのは1980年ということだそうです。

猿の惑星の冒頭、宇宙船が不時着するのはこのレイクパウエルが撮影地のようです。猿の惑星は1968年公開とありますので撮影はそれよりも前と考えると、ダム完成直後で貯水が始まったばかりのグレンキャニオン本来の姿に近い風景を映画で見ることができるかもしれません。

 

 

ホースシューベンド

さて、レイクパウエルを後にしてホースシューベンドに向かいます。

ページの町から南下します。

先ほどの展望台と同様、ホースシューベンドの駐車場も物凄く分かりにくくなっています。

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右手に見えるのが駐車場です。

一応電光掲示板があるのですが、これまたスマホで経路設定しておいた方が良いです。

 

駐車場に車をとめ、ホースシューベンドに向かいます。

1km強のトレッキングが必要となりますので、必ず水分を持参して訪れる必要があります。日本のように自動販売機があるわけでもなく、ここにはお土産屋さんも存在しません。水分を持ち合わせていない方は手前のページの町で購入しておくことをお勧めします。

 

また、ホースシューベンドは国立公園外にあり、またナバホの人達の管理下にも無いため入場料は必要ありません。

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頑張って坂道を歩ききると、姿が見えてきます。

 

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素晴らしいですね。

まさにホースシュー(蹄鉄)な形をした渓谷です。

 

写真では到底伝わらないのですが、300mの深さがあるようで、過去にもおちゃらけた観光客が何名か落っこちてなく亡くなっているようです。

というのも、ここには柵といったものは"一切"存在せず、完全に自己責任で観光を行う必要があるんです。

 

ギリギリまで崖に近寄って写真を撮るってのが定番なのですが、マジで腰が抜けそうになるくらいの超崖っぷちな感じです。

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私が訪れたのは8月の最も暑い季節でしたが、冬には雪も降るそうです。

巨木の一切無い、アメリカの大広野を体感することができます。

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駐車場に戻る際の一枚。

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この後は

ホースシューベンド観光の後はランチのためページの街へ戻りました。

大きな町ではないのですが、レストランも数件ありスーパーマーケットもあるので食事買い物を行う場合には重要な拠点となります。

 

我々は、ビュッフェスタイルの中華料理店でランチをいただきました。

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腹ごしらえ完了後はアンテロープキャニオンへと向かいます。

アンテロープキャニオンに関してはまた別の記事で書きたいと思います。

 

皆さんも、アメリカ大広野を旅行してみてはいかがですか?