Pumigadgets デジタルガジェットなブログ

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【Amazonベーシック ニッケル水素 充電池 レビュー】実は中身はエネループ

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本日はAmazonの充電式ニッケル水素電池についてお届けします。

 

充電池といえば旧サンヨー(現Panasonic)のeneloopデファクトスタンダード(事実上の標準)となっており、単三(もしくは単四)の充電池が欲しいと思ったときはeneloopを選択しておけば全く問題はありません。

 

我が家でも単三電池の在庫が無くなったので家電量販店でeneloopを買い足そうと思いながら何となくAmazonを眺めていると、Amazonブランドのニッケル水素電池があることに気付きコレを試してみることにしました。

 

まずはeneloopのおさらい

あまりご存知の方は少ないのではないかと思うのですが、eneloopには実は幾つかの世代がありスペックが少し違っています。

 

単三型に関してまとめて見ます。

 

初代:HR-3UTG

充電可能回数 1000回

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第二世代:HR-3UTGA

充電可能回数 1500回
電池に型番は描かれているのですが、王冠マークが描かれているのがポイントです。

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第三世代:HR-3UTGB

充電可能回数 1800回
第二世代と同様王冠マークがあるのですが、王冠アイコンの下部にラインが入っています。

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第四世代:BK-3MCC

充電可能回数2100回
型番がPanasonicのものに変わったのは残念です。
我が家には第四世代のものが無かったので写真はなしです。 

 

eneloopの良いところは電圧1.2V、容量1900mAhで世代が変わっても統一されているところです。この仕様が統一されていることによって世代を超えて同時に使用したとしても旧世代に足を引っ張られるといったことは無いことになります。
例えば世代が上がる度に容量が増えたとすると、世代をミックスして使用した場合に旧世代の容量がボトルネックとなってしまうことになってしまいます。

充電可能回数は初代と第四世代では倍以上と改良されているのですが初代でも1000回の充電が可能となっています。
仮に毎日電池を使い切ったとしても初代は3年弱使用し続けることができるのです。第四世代だと6年近く使うことが可能なので、実は初代のスペックでも十分といえば十分なんですよね。

後は元々ニッケル水素電池は自然放電が少ないことが特徴なのですが、世代が上がる度にこの耐久性も向上しているようなのですが今回はその説明は割愛します。
我が家では東日本大震災直後に購入したLEDランタンをこのeneloop 9本で光らせているのですが、ほとんど使用することが無いまま放置状態で今日現在もちゃんと光ってくれています。

 

ここから本題

我が家ではeneloopについては信頼性バツグンで他の選択の余地は無い状況なのですが、ちょっとした気まぐれ(というかこのBlogのため?)でAmazonニッケル水素電池を購入してみることにしました。

Amazonでの購入価格は単三電池8本で1369円となっておりました。早速ポチり翌日到着。

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箱は超シンプルです。eneloopは保存が可能なケースに入って売られているのですが、この充電池は裸で保存をする必要があります。

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電池本体はAmazonのロゴが入った黒色のタイプ。Amazon上のレビューを見てみるとちょうど商品の入れ替えのタイミングのようで一部の方には白色のものが配達されているようですが、個人的には「やはりeneloopは白でしょ。」ってことで白のタイプが欲しかったのですがコレばっかりはしかたありません。

電池本体を見てみるとeneloopと同様に1.2V 1,900mAhと書かれています。しかも、安心度バツグンのMade in Japanと!

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実は中身はeneloop

実は、オチをお話するとこの商品はeneloop初代そのものなのです。Amazonの商品ページには堂々と、HR-3UTG-AMZNと型番が書かれています。初代eneloopAmazon型番なんですよね。

 

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詳細は不明なのですが、サンヨーがPanasonicに買収された際に、旧世代のモデルに関しては売却してしまったようで現在はFDK社にて継承されています。よってこのAmazonの充電池はFDK社から供給されている製品なのです。

この電池が実際に使用してみてどうなのかはしばらく使ってみないと分からないのですが、現在でも我が家で多く稼動しているeneloop初代と同じと考えると本物のeneloopよりも安く購入することが出来るこの製品はかなりのお勧めだと思います。